ビルメン4点セットの難易度ランク|まずは〇〇からはじめるべし!

本サイトにはプロモーションを含みます。
ビルディング4点セットの難易度

ビルメン4点セットはこちらの4つの資格のことをいいます。

  • 第二種電気工事士
  • 危険物取扱者 乙種4類
  • 2級ボイラー技士
  • 第三種冷凍機械

4点セットは、ビルメンを目指す未経験者であれば取得しておきたい資格です。

資格の名前からして覚えにくいようなこの4点セットを実際に取得できるのか、未経験者からチャレンジできるのか?不安になりますよね。

ということで、ビルメン4点セットについて

  • 難易度
  • どこから手を付ければいいのか
リベルタ

順番に説明するよ。

結論からいえば、一番仕事にも転職にも役に立つ第二種電気工事士から取得することをおすすめします。

すぐに第二種電気工事士を読みたい人はコチラ

目次

ビルメン4点セットの難易度ランク

では早速、ビルメン4点セットの難易度をチェックしていきましょう。

難易度レベルの低いものから並べました。

難易度レベル資格
危険物取扱者乙種4類
2級ボイラー技士
★★第二種電気工事士
★★★第三種冷凍機械

難易度としては、どれも独学でも合格を狙うことが可能なレベルです。

しかし、資格の勉強に慣れていない未経験者の場合は、勉強の習慣がないので難しいと感じる人もいます。

4つの資格を解説

ビルメン4点セットの難易度ランクがわかったところで、次にそれぞれの資格を詳しく見ていきましょう。

危険物取扱者乙種4類

身近でよく聞く資格のひとつが危険物取扱者乙種4類です。

僕もガソリンスタンドでアルバイトをしている時に、土日を使って勉強して合格しました。

危険物取扱者乙種4類の難易度

勉強する前にこういったことを言うのもなんですが、この資格は試験前一週間程度の勉強でクリアする方もいるといったレベルの難易度です。

危険物取扱者乙種4類の資格でできること

ボイラーの燃料に使用される重油の保存・管理をするために、この危険物取扱者乙種4類の資格が必要となります。

危険物取扱者乙種4類は、ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類といった、引火性液体の取り扱いができる資格です。

2級ボイラー技士

ボイラーは給湯設備や冷暖房器具に使われていることが多く、2級ボイラー技士の範囲は伝熱面積が25平方メートル未満のボイラーになります。

2級ボイラー技士の難易度

2級ボイラー技士の資格は、危険物取扱者乙種4類とほぼ同じ難易度です。過去問と似たような問題が出題されることも多いです。

実務経験ゼロであれば、試験合格の他、3日間のボイラー実技講習を受ける必要があります。

2級ボイラー技士の資格でできること

ボイラーを使用した冷暖房機器や給湯機器など、伝熱面積25㎡未満のボイラーの取り扱いができる資格です。

第二種電気工事士

個人の住宅からビル、公共の下水道施設まで幅広く生活に密着しているのが電気工事士。

電気の世界の一番最初の資格が第二種電気工事士になります。

第二種電気工事士の難易度

第二種電気工事士の試験には、筆記試験と技能試験があり、筆記試験に合格しないと技能試験を受けることができません。

筆記試験では合格率が50~60%で難易度は過去問を繰り返し学習していれば、それほど難しいものではありません。

技能試験では、複線図の書き方、工具や練習キットの準備も必要です。

試験は時間との勝負になるので、普段作業をしていない未経験者にとっては、ハードルが高く感じます。

第二種電気工事士の資格でできること

電気に関わる工事には、この資格が必要です。

例えば、電球を交換する程度であれば資格なしでもできますが、コンセントの交換となると資格がないとできません。

実際未だに白熱灯や蛍光灯を使っていて、LEDに変えることもあります。

ビルメンでは最低限の知識という点でも必須の資格です。

第三種冷凍機械

冷凍機械とは、食品や素材を冷凍保存するための冷凍・冷蔵設備です。

病院や公共施設、ビルの空調設備にも使われています。

第三種冷凍機械の難易度

第三種冷凍機械の合格率30~40%弱。ビルメン4点セットの中ではもっとも難易度が高い資格です。

冷熱サイクルの基本部分で、構造をしっかり理解しておかないと理論でつまづいてしまい、勉強を継続するのが難しい資格です。

構造を理解してから過去問を繰り返し解いて挑めば、独学でも合格を狙えるますよ。

第三種冷凍機械の資格でできること

業務用空調等に使用する、冷凍機械設備の保安・管理業務を行うことができる資格です。

ビルメン4点セット まずは第二種電気工事士から!

ビルメン4点セットについて、それぞれ見てきました。

4点セットの資格取得を未経験から攻略していくには、最初のスケジュールがとても重要になってきます。

というのも、ビルメン4点セットは、資格ごとに実施される回数や頻度が異なり、優先すべき順位などもあるのです。

4つの資格を効率よく取得するためには、早い段階で第二種電気工事士をとるのがベストです。

リベルタ

はじめは第二種電気工事士!!

ビルメン4点セットを最短で取得するために知っておきたいこと

では、ビルメン4点セットを最短で取得していくために知っておきたいことを具体的にチェックしていきましょう。

資格試験回数
第三種冷凍機械年1回
第二種電気工事士年2回
2級ボイラー技士全国各地で毎月~月2回
危険物取扱者乙種4類地域によるが毎月~月複数回

ボイラーと危険物は毎月のように試験が行われています。

  • 第二種電気工事士 ⇒ 年2回
  • 第三種冷凍機械  ⇒ 年1回

しかし、難易度の高いこちらの資格は、

チャンスが少ないです。

時期を見てみましょう。

資格試験日程申込み
第三種冷凍機械11月のみ8月
第二種電気工事士(上期)筆記5月/技能7月3月
(下期)筆記10月/技能12月8月
2級ボイラー技士地域による試験日の2ヶ月前から受け付け
危険物取扱者乙種4類地域による試験日の約2ヶ月前から受け付け

まず、最難関の第三種冷凍機械は、

年に1回、試験は11月に行われます。

第二種電気工事士は

年に2回で、筆記試験に合格すれば、2ヶ月後に技能試験があります。

下期での受験であれば、第三種冷凍機械と時期が重なってしまうので、上期に気合いを見せて第二種電気工事士に合格しましょう。

電気工事士と第三種冷凍機械を軸に、余裕のある時期にボイラーと危険物の試験を入れていくといいですね。

計画的にひとつひとつ落ち着いてクリアしていけば、自分の励みにもなり、モチベーション維持にも役立ちます。

ビルメン4点セットは本当に意味があるの?

実務での重要性

がっかりさせるつもりは無いのですが、ビルメン4点セットは、実は現場で必ずしも必要であるとは限りません。

例えば、ボイラーのない現場などでは、危険物の資格もボイラーの資格も必要ありません。

ですが、だからといって全く無意味かというと、そうではないのです。

ビルメン4点セット取得によるメリット

ビルメン4点セットというのは、現場での必要性以外にも、企業が求めているという側面があります。

  • 会社のメリットになる
  • 資格手当がもらえる
  • 転職に有利
  • 契約社員や派遣社員からの社員登用でも有利
  • 知識や実績を証明する手段となる
  • 昇格や昇進の後押しになる

ビル管理会社として、資格を所有している従業員が多数いるというのは、会社としての強みになり、大きなアピール材料となります。

複数の資格で少しずつでも手当が増えるのであれば、取得しないのは損ですよね。

ビルメン4点セットを全て取得しているということは、知識を持っているという証明であり、転職や社員登用、昇格や昇進等でプラスの判断材料となってくれます。

ビルメンでは、資格が重視されるので、ひとつでも多く資格を取得しましょう。

リベルタ

これで会社も自分もwin-winやな

ビルメン4点セットの勉強時間

ビルメン4点セットの勉強時間を、会社で資格を持っている10人に聞きました。

平均の勉強時間はこちらになります。

  • 第二種電気工事士 120時間
  • 危険物取扱者 乙種4類 25時間
  • 2級ボイラー技士 30時間
  • 第三種冷凍機械 100時間

合計で275時間です。

単純計算ですが、1日1時間ほど勉強するれば約8ヶ月で資格取得ができます。

余裕を持って勉強しても1年でビルメン4点セットを取得することは難しくありません。

リベルタ

積み重ねが大事やな!

消防設備士乙種第4類はビルメン4点セット以外の資格

ビルメン5点セットは、ビルメン4点セット+消防士乙種第4類でビルメン5点セットと言われています。

消防士乙種第4類は、消防設備の点検・整備を行える資格です。

時期を見てみましょう。

消防士乙種第4類 試験日程
試験日程月1回(地方だと2~3カ月に1回)
申込み約1か月前
難易度★★
合格率32~39%
勉強時間50時間

火災報知設備は法律で設置が義務付けられているため、どの建物でも設置されています。

リベルタ

電池式と電源式があって、工事が必要になる場合は 消防士甲種第4類が必要になるんだよ。
需要がある資格って大事だよね!

【資格マニア向け】関連する資格一覧

リベルタ

とにかく「資格のフル装備」をしたい!

そんな資格マニアのあなたにオススメの資格を紹介します。

  • 第三種電気主任技術者
  • 建築物環境衛生管理技術者
  • エネルギー管理士類

この3つの資格は、ビルメン三種の神器を言われていて、合格率が低く難易度が高いため、持っていると職場で一目置かれる存在になります。

設備管理のしごとは高齢化が進んでいるのもあり、三種の神器を持っていると転職にも昇給にも有利です。

リベルタ

上を目指したい、独立したい人は是非挑戦してみてね!

詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

ビルメン三種の神器の威力は本物?|昇給へのアプローチになるの?

まとめ:未経験者は第二種電気工事士から勉強しよう

ビルメン4点セット取得を未経験から攻略していくには、最初のスケジューリングがとても重要です。

まずは「第二種電気工事士」から挑戦してみましょう。

4つの資格を効率よく取得するには、まずは

  • 5月:第二種電気工事士
  • 11月:第三種冷凍機械

を受験しましょう。

2級ボイラーと危険物は毎月受験ができるので、タイミングが合う日程でOKです。

リベルタ

効率よく4点セットを取って給料アップ目指そう!

さらに高みを目指したい人はビルメン三種の神器にもチャレンジしてみてくださいね!

三種の神器を手にすれば、職場を選ぶこともできるので、家族との時間や趣味の時間を作ることができますよ。

資格を武器に、より良い仕事、より良い生活を手に入れましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次