未経験だけどビルメンになりたい!という場合、職業訓練に行ったほうがいいのか、行かずに挑戦してみるか。職業訓練というと一定の期間もあり迷うところですよね。
こちらのページでは「ビルメンは職業訓練に行ったほうがいいのか」について、メリットやデメリットをまとめてご紹介します。
選択に迷ったらこの記事を読んで頭の中を整理しましょう。
失業保険をもらいながら就職もできる
ビルメンを目指すなら就職・転職に有利になるための「ビルメン4点セット」と「ビルメン三種の神器」をチェックしておきと良いですよ◎
ビルメンは職業訓練行ったほうがいい?
ビルメンになるのに、職業訓練校に行かなくてはならない、なんてことはありません。未経験、無資格でもビルメンになれる可能性はあります。
ですが、未経験・無資格で右も左も分からない状態なら、どちらかと言えば、職業訓練校に行った方がいいでしょう。
踏み出せ!一歩!
職業訓練に行ったほうがいい理由
では、なぜ未経験・無資格なら職業訓練に行ったほうがいいのでしょうか。
それは、ビルメンという仕事は経験や資格を保有しているかどうかで就職先なども決まってくるからです。
職業訓練で、資格を目指した勉強や実務に則した実習を受け、ゼロを1にしてスタートした方がプラスに作用するでしょう。
職業訓練に行くデメリットは?
職業訓練を受けるデメリットが気になるところですが、それは時間と金銭面でしょう。
職業訓練校は半年(長くて2年)の期間、毎日朝から夕方まで通うことになります。これは個々の事情にもよりますが、時間の無駄になるかもという不安もありますよね。
ですが、経験も資格もないのであればここに半年ほどの時間を掛けても資格取得してからの方が、就職先の選択肢も増えるはず。
ビルメンは、比較的年齢層も高めです。地域によりますがビル管理科には、50歳以上を対象とした職業訓練もあります。つまりそういった年齢でも需要があるのです。それなら焦るより、土台を作る時間として考えるのもアリではないでしょうか。
勉強時間は自分への投資!
お金の面では、雇用保険受給資格者であれば、失業手当が延長して支給されます。教科書代・作業着代はかかりますが、お金をもらいながら無料で資格取得が目指せるわけです。
デメリットと書きましたが、未経験・無資格からビルメンを目指すのであれば、これは利用しない理由がないように思えてきますね。
職業訓練に行くメリット
では、職業訓練校に行くメリットをまとめてみましょう。
- 失業保険をもらいながらスキルアップできる
- ビルメンの仕事で活かせる資格が取得可能
- 資格取得に向けて専念できる
- 訓練生を求める求人もある
- 同じ目的を持った仲間ができる
といった利点があります。それぞれの内容について見ていきましょう。
失業保険をもらいながらスキルアップできる
失業保険を延長して受給しながら、無料で資格取得に向けた勉強ができます。これは最大のメリットではないでしょうか。
就職するためのカリキュラムで無駄なく集中的かつ体系的に学ぶことができます。
ビルメンの仕事で活かせる資格を取得可能
ビル管理科というのは、ビル管理会社に就職するためのコースです。
内容としてもビルメンの就職や転職に役立つ資格取得を目指しています。もちろん本人の努力は欠かせませんが、特に未経験者には強力なバックアップ材料となるでしょう。
資格取得に向けて専念できる
仕事をしながら独学で資格取得や就職活動をする場合は、時間もかかり効率も上がりにくいもの。
職業訓練校では、朝から夕方まで集中的に勉強や実習をしながら、資格取得、就職活動なども並行して行うことができます。
訓練生を求める求人もある
職業訓練校に直接、訓練生向けの求人が来ることもあります。限られた人数への求人ですから有利ですね。
自分で就職先を探す努力が必要な場合もありますが、職業訓練校での経験はプラスになるでしょう。
同じ目的を持った仲間ができる
周りに同じ思いでがんばっている人がいるというのは、思っている以上に励みになるものですよね。
職業訓練を通じて、様々な意見交換、情報交換をすることもできます。将来的な人脈に繋がることもあるでしょう。
仲間がいれば一緒にがんばれる
職業訓練校は誰でも行けるわけじゃない
メリットの多い職業訓練校ですが、申し込みをすれば誰でも入れるわけではありません。
入校を希望する人には、面接と学科試験を実施、そこで合否の判定が行われます。
募集定員もあり、それ以上に申し込みがあれば競争になりますし、定員に満たない場合でも入校できない可能性はあります。
職業訓練校は、就職に繋げるために技術等を学ぶ場所ですので、資格取得や就職活動への意欲があるかどうかがポイントとなります。入校を希望する際はアピールも大事です。
職業訓練での資格合格までの道のり
つづいて、職業訓練校でビルメン4点セット全てに合格するまでの道のりを見ていきましょう。
おおまかな流れとしては
- 職業訓練校に申し込み
- 入校選考試験を受ける
- 4点セット取得を目標にしたカリキュラムで学習・実習
- 資格取得しながら就活
となっています。
ではそれぞれの詳細を見ていきましょう。
職業訓練校に申し込み
職業訓練校の申し込みには職業訓練校によって募集時期や期間が異なります。まずは募集要項などを確認して、自分に合うところで募集期間などを確定して申し込みをしましょう。
職業訓練校は地域ごとにいくつかの種類があり、その内容もそれぞれ異なります。見学会なども行われていますので、比較検討することをおすすめします。
試験を受ける
申し込みをして、入校のための選考試験を受けます。各職業訓練校で入校選考の過去問も公表されているので、本気で目指すならここもチェックしておきましょう。
4点セット取得を目標にしたカリキュラム
職業訓練のビル管理科では、ビルメン4点セットの取得を目指したカリキュラムとなっています。入校すれば合格、というわけではありませんが、資格取得できるように受験対策をしてくれます。
ビルメン4点セットというのは
- 第二種電気工事士
- 危険物乙4
- ボイラー技士2級
- 冷凍機械責任者3種
の4つの資格です。
この中でも第二種電気工事士は年に2回、冷凍機械責任者3種は年に1回の試験ですから、タイミングによっては入校前に試験の申し込みをしておくくらいの心構えも必要です。
ビルメン4点セットの難易度など詳しくはこちらでもご紹介していますので参考にしてください。
資格取得しながら就活
職業訓練を受けるのは、就職をするためですから、この期間は勉強するだけでなく就職へ向けての活動も行っていきます。
半年以上の職業訓練を受けていれば、いくつかの資格は取得できており、未経験・無資格からは多少なりとも脱しているはずです。
脱・未経験で就職先をみつけよう。
職業訓練で資格取得などレベルアップしたら、求人・転職サイトなども合わせて活用しながら、少しでも条件の良い企業を見つけたいですね。