今回はポータブルバンドソーに特化したブランドを立ち上げた「のこぎりキング」さんに独占インタビューをしました!
バンドソーの替刃で「のこぎりキング」が気になっているけど、口コミが少なくて買うのをためらっている人は必見の記事です。
ポータブルバンドソーは電気工事、配管工事に必須の充電工具なのです。
バンドソーの話や電気工事の話を楽しくすることができました。
こだわっているのは刃のつなぎ目の溶接です。
2022年4月23日に、のこぎりキングさんの会社にお邪魔して独占インタビューをさせていただきました。
今は、どんどんと充電工具が増えてきて、現場ではポータブルバンドソーが必需品になっています。
そこで!
こちらの3点を中心に分析します。
バンドソーのつなぎ目にこだわって、良い品質のものを限界価格で提供しています。
のこぎりキングを使えば、バンドソーの替刃から経費が節約できるうえに、現場での作業効率が大幅アップ間違いなし!!
すぐに自分で試してみたい人はAmazonから購入できます。
この記事は、のこぎりキング様の許可を得て公開しています。
のこぎりキングはバンドソー替刃の溶接箇所が違う
バンドソーの替刃って消耗品だし、どこで買っても同じ?
のこぎりキングが他のバンドソー替刃と何が違うのでしょうか?
ずはり!!!
こだわりのポイントは溶接箇所。
もともとは木工用のバンドソーを製作していた溶接技師をスカウトして、鉄鋼用のバンドソーの刃を溶接してもらっているとのこと。
なんと、
- 当日の気温
- 鋼材の状況
上記のような日毎に変化する環境によって、溶接の継ぎ目の精度は変化するのです!
環境を管理し、刃の精度に徹底的にこだわって溶接をする。
この品質が、のこぎりキング最大の特徴なのです!
のこぎりキングの口コミ・評判
実際のこぎりキングさんに寄せられた口コミを伺いました。
バンドソーを使っている時に、刃のつなぎ目でカタつかないので音がしない。
切断中にひっかかりがなくスムーズに作業できました。
Panasonicのハンドバンドソー用に長さ730mmの製品を5本7,000円で購入しました。
Amazonで最安値で値段が安いです。
買ってみたら今まで純正刃で気になっていた繋ぎ目の異音というか振動が無くてびっくりしています!
コスパが良くて切れ味が良いです。
のこぎりキングさんの対応が早かったです!
Amazonでの販売とは別に、実際に足を使って工場や職人さんに使ってもらって大変好評とのこと。
一度使ったら、ほとんどの方がリピートしてくれる程、刃の切れ味と耐久性に満足しています。
カタつきがなく、スムーズに作業ができるのが好評なんだよ。
カタつきがない結果、刃が長持ちして、現場でバンドソーの替刃が折れて手間取ることがなくなるんだ。
最近では台湾からも注文が入っています。
当社の製品が国内のみならず海外でも必要とされていることに誇りを感じています!
【動画付き】マキタのバンドソー(PB180D)で実機レビュー
今回の取材に伴い、のこぎりキング様からサンプル品をいただきレビューをしました。
今回僕が手にしたのはマキタPB180Dのポータブルバンドソー用の”のこぎりキング”。
長さは1,140mmの一般的なタイプの製品です。
梱包は技能講習のテキスト2冊分よりも少し大きいサイズで郵送されてきます。
正確な箱の大きさは433mm×320mm×厚み25mmで、「A3用紙よりも少し大きいくらい」とイメージするとわかりやすいですね。
左の画像にあるメッセージの入った袋に軍手が入っています。
「バンドソーを直接触ると皮膚の脂がついてサビが浮いてしまう」
「商品の品質を確保するために、刃の交換時には軍手を使って欲しい」
そんな思いから、軍手を一緒に梱包しています。
「巻き込まれ」の恐れのある作業のときは軍手の使用は注意が必要だよ。
こだわりポイントでもお伝えしましたが、のこぎりキングは品質重視です。
のこぎりの刃を仮止めしておくものも、「鉄製で結束して、保管中にサビがでてはいけない。。。」
そんな思いからインシュロックで結束されていますよ。
実際僕は、ポータブルバンドソーに「のこぎりキング」を取り付けてみました。
試運転の様子はこちら。
のこぎりキングを取り付けたあとに、電線管とステンレスの鋼材を加工しました。
切断加工した材料は
- G22電線管×5回
- ステンレスのアングル×3回
電気工事ではおなじみの電線管。
こちらは厚みが2.3mmの丸い鉄のパイプです。
5回切断しましたが、切れるスピードが早い!
一回の切断時間はわずか18秒なんだ。
据え置き型のバンドソーなら時間は気にならないけど、ポータブルのバンドソーの場合は、作業員が持っていないといけないから、切断時間は作業効率に直結するよ。
それよりも驚きなのが、厚み6mmのステンレスのアングル(二等辺山形鋼)の加工。
現場でのちょっとした加工でも、ステンレスはとにかく加工に時間がかかる!
刃はなくなるし、作業員は疲れるし、できることなら「会社や工場に持って帰っていいですか?」と言いたくなります。
それが!!
試して切ってみたら、これがサクサク切れるんです!!
加工している様子は下記の動画をご覧ください。
切断した箇所は下の画像の通り!
僕が片手で撮影しながら加工していたので、多少バリはでていますが、ヤスリで仕上げれば全く問題なし!
現場での急な加工にも、これで安心です。
材質がステンレスでも切れ味がよく、刃が長持ちすると作業員への負担も軽くなります。
サクッと加工ができるとお客様からの評判もあがりますよ。
何回切ってもステンレスに負けない!
刃が長持ちするのも品質が良い証拠です。
「間違えた!」がなくなるバンドソーの替刃選びの注意点
※のこぎりキングからのお願い!
それは、
必ずお手持ちの機種の替刃を選んでください!
バンドソーメーカーの責任だけど、めちゃくちゃ似た型式のバンドソーがある・・・・
要するに替刃を選ぶ時に間違えやすい!!
こちらはマキタのバンドソーの一例です。
マキタのバンドソーの機種名 | PB181D | B181 |
替刃の長さ | 835mm | 1,635mm |
最初に「P」がついていたり最後に「D」がついているだけで、替刃の長さが倍近く違います。
他のメーカー(日立工機)の場合は、
HIKOKIのバンドソーの機種名 | CB18DBL | CB18 |
替刃の長さ | 900mm | 1,840mm |
CB18DBLを注文するはずが、最初の数字だけみてCB18を注文すると、こちらも替刃の長さが2倍の製品が届きます。
ご注文の前に、もう一度バンドソーの機種をご確認ください。
のこぎりキングでは各機種毎のバンドソーの刃を用意していますよ。
【ちょっと小ネタ】バンドソーの刃が折れやすい原因はなんで?
【おしえて!のこぎりキング!】
バンドソーを使っていると、どうしても避けては通れないのがバンドソーの刃が折れてしまうこと。
なんなら刃はまだ大丈夫なのに、刃の溶接部が弱くて破断してしまう・・・
そもそもなんで折れてしまうのでしょう??
刃が折れてしますのは、現場あるあるですよね!
折れる原因を簡単に説明しますね。
そもそもプーリー(車輪)が小さいと、刃がギューっとストレスを感じている状態です。
刃が厚くても薄くても同じ大きさでのこぎりの刃を曲げて回転させるので、厚い刃の方が金属疲労をおこして折れやすくなります。
細かく分解すると理由はこちらになります。
- プーリーを回転させて刃を回している
- 刃が金属疲労をする
- 刃がピンッと張った状態になる
図に書いたものが下記になります。
2つのプーリー(車輪)に鋼製の刃を取り付けて高速で回転させています。
そもそも鋼製の刃を張った状態で回すことが、のこぎりの刃にストレスを与えているのです。
同じ回転をしていても、プーリー(車輪)が小さい方が刃が窮屈でストレスを感じているので、鋼製の”のこぎりの刃”が折れやすくなります。
大前提にはなりますが、、、、
のこぎりの刃を取り付ける時に、プーリーを左右に広げて”のこぎりの刃”が突っ張った状態になります。
①で説明したように、張った状態で回転をするので、のこぎりの刃にストレスがかかり、一番弱い”のこぎりの刃のつなぎ目(溶接部)”で折れてしまうのです。
だから、のこぎりキングは”刃のつなぎ目の溶接”に徹底的にこだわって品質を重視しているんだね。
のこぎりキングは、”刃のつなぎ目の溶接”で切れ味も耐久性も自信あり!
【のこぎりキング】電気工事施工管理からバンドソー専門店へ
のこぎりキングは商品名です。
ここでは、のこぎりキングの生みの親、峠谷さんにフォーカスしてお話を伺います!
転職のきっかけと強み
もともと電気工事の施工管理をしていた峠谷さん。
転職のきっかけとバンドソーに特化した際の強みはなんでしょうか?
電気工事の仕事にまい進していた峠谷さん。
実生活にまで影響を及ぼす程に仕事にのめりこみ、家族から心配されていたとのこと。
峠谷さんは、
- 第一種電気工事士
- 1級電気工事施工管理技士
上記2つを中心に多数の資格を持っていて、対談当日は峠谷さんの資格証を挟んで電気工事の話に花が咲きました。
建柱車でヒヤッとしたお話や電気工事にありがちなケーブルを巻く仕事、他にも建設現場での電気工事あるある・・・
どれも現場を経験してきた人なら共感できるお話ばかりです。
ご家族の心配をきっかけに、親族の経営していた会社に入社したのが、現在のこぎりキングを販売している会社になります。
電気工事の施工管理を経験してきたからこそ、現場のニーズをキャッチできるのが強みです!!
バンドソーからバンドソーの替刃へ
バンドソーの替刃に特化したきっかけは何だったのでしょう?
峠谷さんは、もともと据え置き型の大型バンドソーを販売していましたが、さらなる事業拡大を目指し、新型のバンドソー替刃の開発に着手します。
当時の峠谷さんは、腕の良い職人探しや材料の調達、販売ルートの確立に奔走しました。
そして、高品質なバンドソーの刃を目指して立ち上げた「チームのこぎりキング」
知恵を出しあったり、どのように品質を確保しながら量産体制を確保するか膝を突き合わせながら、製品の開発に挑みました。
そして現在の「のこぎりキング」が誕生しました。
製品のこだわりは”バンドソーのつなぎ目の溶接”です。
しかし、溶接技師だけではなく、みんなで作り上げたこだわりの逸品。
それが「のこぎりキング」なのです。
まとめ:一度使ったら忘れられない切れ味をあなたに
現在はAmazonでの出品覧に「ノーブランド」と記載されていますが、今後はブランド化していくとのこと。
実際使ってみましたが、Amazonでも最安値クラスで提供されている価格と品質を考えるとデメリットが見当たりません。
無理やり気になる点をあげるとすれば、Amazonの口コミが少ないくらい。
でも使ってみてわかったんだ。
切れ味も耐久性も”のこぎりキング”を忘れられない!!
耐久性の良い製品を提供して、
- 現場の経費削減
- 替刃の長寿命化による替刃交換の手間の削減、効率化
上記のような成果が期待できます!
作業を快適に!
職人さんのテンションが爆上がりしてバンドソーが取り合いになること必死!
Amazonでは、常にバンドソーの替刃で最安値を走っているので価格も限界までがんばっています。
定期的に購入をしたい場合や大量に購入したい場合は、直接購入することもできます。
販売元 | Tool Shop 和 |
住所 | 〒467-0865 愛知県名古屋市瑞穂区直来町5-11-1 |
電話番号 | 052-889-1655 |
営業時間 | 平日8:00~17:30 |
今後はセーバーソーや丸ノコへの展開も楽しみです。
では、のこぎりキングでより良い現場作業を!ご安全に!
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