ビルメンは楽な仕事と言われることが多いですが、実際には楽な面ばかりではありません。
中には楽な現場もあるかもしれませんが、その中でもしんどいと思うような場面もあるものです。
とにかく楽そうだからビルメンになりたい!
と考えて入社してみたら地獄だった!
そんなことにならないように、どのようにしんどい面があるのか把握しておきたいですよね。
では、さっそくビル設備管理の仕事がしんどいという理由をチェックしていきましょう。
お金をもらうのに楽な仕事なんて、ない。
ビル設備管理の仕事はしんどい!6つの理由
ビル設備管理の仕事には、
- 24時間体制
- 業務範囲が広い
- 雑用や汚れ仕事もある
- 給料が安い
- 資格取得のプレッシャーあり
- 異常ナシが当然
といった面があり、これらが「ビル設備管理の仕事はしんどい」理由に該当します。
では、一つ一つ見ていきましょう。
ビル設備管理の仕事は24時間体制
ビル設備管理というのは、24時間、365日体制での仕事になります。
夜勤や宿直があり、生活リズムが崩れるため、慣れるまでは厳しい環境となります。
夜勤や宿直は楽そうな印象があるかもしれないけど、実際は違うんだ……
オフィスビル等であれば夜は人がいなくなりますので、それほど忙しくはないでしょう。
ですが、病院やホテル等では夜もお客様がいますし、そういった現場では夜勤でも忙しいことがあります。
年末年始や連休なども交代制で勤務となるため、まわりの人が休む時に休めないという辛さもあります。
家族と合わせて休日を取りたい人にはちょっと厳しい雇用条件ですね。
ビル設備管理の仕事は業務範囲が広い
ビル設備管理では、電気や空調設備の他、給排水設備、ガス設備、消火・警報設備、エレベーターやエスカレーター等の設備など様々なものの点検やメンテナンスを行うため、それぞれの点検項目やメンテナンスのルール、緊急時の連絡先を覚えておく必要があります。
このように様々な内容を覚えるまでは、毎日が研修のような感じですね。
なんでも最初は大変ですが、覚えてしまえばそれほどに難易度の高い作業はないでしょう。
ビル設備管理の仕事は雑用や汚れ仕事もある
ビル設備の管理では、雑用や人の嫌がる汚れ仕事をしなければならないこともあります。
雑用に関しては、ビルのテナントの方や、病院であれば看護師さん、時には施設利用のお客様から業務範囲外と思われるような作業を依頼される場合があります。
例えば草取りや雪かきだったり、ビルの設備でもなく、日常業務とは全く関係のない機器の接続や使い方を聞かれることもあるのです。
相手は直接ではなくてもお客様であり「それは自分でやって下さい」などと言える立場でもありません。結果、引き受けるしかないのです。
そうした雑務に追われて本来の仕事に手が回らなくなることもあったりもしますが、それで都度イライラしてストレスをためるような人だと長続きはしないでしょう。
汚れ仕事でありがちなのはトイレの詰まり、汚物処理などでしょう。
そういった突発的な作業も発生しますので、楽な仕事と思っていると痛い目に合うことになります。
ビル設備管理の仕事は給料が安い
ビル設備管理では、月収10万円代から20万円代の方が多いです。
この給料が安いのはビル設備管理の仕事で最大のデメリットかもしれません。
ただし、これは資格取得などで多少なりともカバーできる部分でもあり、本人の努力次第で上を目指すのも不可能ではありません。
空き時間を有効に使おう。
ビル設備管理の仕事は資格取得のプレッシャーあり
ビル設備管理会社では、資格取得を勧めてきます。
資格を取得していけば、本人のスキルアップや資格手当などの旨味もあるのですが、これが会社のノルマ的な状況になると、プレッシャーになってしまいます。
ビル設備管理というのは、資格が重要な意味を持つ職場ですから、ここは割り切りが必要かもしれません。
ビル設備管理は異常を発生させないのが仕事
ビル設備管理の仕事は、異常を発生させないように点検やメンテナンスをするのが仕事です。
例えば営業マンのように、売上を上げて褒められたり認められたりといったことがほぼありません。
日々トラブルがないようにコツコツと作業をするのみで、トラブルが発生しないからといってそれは当たり前、というのがちょっと切ないところです。
ですが、ひとたびトラブルが発生したら責任重大、大変なことになります。
特に病院などではトラブルなどがあってはならない現場ですので、日々のプレッシャーもあるでしょう。
ビル設備管理は周りから何をしているのかわかりにくい職業だけに、成果を理解してもらうのが難しいポジションだったりします。
これはちょっと辛いところですね。
ビル設備管理の仕事のメリット
辛いことをたくさん書き連ねてしまいましたが、ビル設備管理の仕事にもメリットはあります。
それは、
- 資格以外のプレッシャーがほとんどない
- 平日の休みなど自由な時間を確保しやすい
- 資格取得で手当アップ
- 年齢を重ねても働き続けることができる
といったことです。
特に高齢になっても働けるのは大きい。
資格以外のプレッシャーがあまり無い
病院の設備管理など、プレッシャーがかかる現場もあるのですが、一般的な営業マンなどと比較すれば、ノルマ達成や納期に追われるといったこともなく、資格取得以外のプレッシャーというのはあまりないのがメリットと言えるでしょう。
平日の休みなど自由な時間を確保しやすい
交代制ですから、決まった曜日や年末年始のお休みなどは難しいとしても、平日には休みが取れます。
休日の混雑するときに休むより平日に休む方が便利という方にはメリットになりますね。
資格取得で手当アップ
資格取得をすれば、資格手当がもらえることが多いです。
数千円と少ない手当でも、いくつか取得していけば少しはプラスになります。
資格取得で手当が付くならモチベーションもアップしますし、後に転職を考える時にも有利です。
また、資格取得をいつも意識することで、試験勉強も段々に苦にならず、やる気を維持できるようになっていきます。
待遇の良いところに転職できれば、年収アップも叶うかもしれません。
年齢を重ねても働き続けることができる
ビル設備管理の仕事は、人手不足も深刻であり、定年になっても再雇用などで長く働ける可能性が高いのも魅力です。
経験スキルは決して無駄にはならないので、これは大きな安心感に繋がるのではなりますね。
設備管理のしんどい仕事4選
施設管理の仕事の中でも特にしんどいと感じる職場があります。
な…なんだって…!!
しんどい設備管理の仕事4選は
- ホテル
- 商業施設
- 工場
- 病院
です。
しんどい理由について見ていきましょう。
職場選びの参考にしてくださいね。
1.ホテルの設備管理の仕事は激務でしんどい
ホテルの設備管理は、業務が多い上、24時間365日勤務なのでかなりしんどい職場です。
メンテナンスを行う時間はお客さんのいないチェックアウト~チェックインの間となり、時間内で作業を終える必要があります。
相手がお客様なのでクレームも多め、雑務や修理業務もたくさんあります。
設備もプールやレストランなど種類がさまざまなため、点検もかなり多くなります。
温泉があると深夜に点検しないといけないことも…
それに比べて大学などの設備管理は、相手が学生や教員でありクレームが少ないことや夜間作業は人がいないため楽です。
職場によって大変さは全然違います。
成長したい人はホテル、ゆっくり仕事したい人は大学やオフィスビルの設備管理の仕事がオススメですよ。
2.商業施設の設備管理は夜勤があって激務
商業施設はテナント数が多く設備管理も大変、不特定多数の人が来館するためクレームやトラブルが多い職場です。
さらに日中はお客さんがいるため、夜間にイベント準備やテナント工事をすることも多く、工事の立ち合い等をする必要があります。
夜間作業が多く、夜勤でもあまり仮眠することもできず、しんどいと感じる人も多いのではないでしょうか。
イベント時には、屋台などの設営作業があり、日常業務まで手が回らないこともしばしば。
夏休みなどイベントが多数の時はかなり大変…
その分経験できるのも事実ですが、イベントにテナントの入れ替えにかなり激務であることを覚えておきましょう。
3.工場の設備管理の仕事は勉強する必要があって難しいしきつい
工場の設備管理は敷地も広く、機械の種類も多いため、仕事量がかなり多いです。
工場は取り扱う機械の種類が多く、それぞれの機械の取り扱いについて勉強する必要があります。
なぜなら1つの機械操作をミスするだけで、ラインが停止したら工場に大きな損害を与える可能性があるからです。
そのため、異常がないか日ごろからチェックする観察力も必要になります。
また、機械点検作業中の巻き込み事故も多く発生しているため、安全第一で行動しましょう。
安全管理は基本だけど、工場だとさらに気を付けないとね!
責任も大きいこともあり、年収もそこそこ高めです。
技術を身に付けたい人にはもってこいですが、緊張感があり、かなりの激務であることを覚えておきましょう。
4.病院の施設管理は24時間勤務できつい
病院での設備管理の仕事は、24時間365日勤務であり、ミスが許されない現場なため心理的にきついと感じる人が多いです。
停電事故などが起きてしまうと患者の命に関わるため、かなり気を付けながら仕事をする必要があります。
病院は夜間作業も多く、なかなか仮眠もとれない可能性が高いです。
看護師から色々なことを依頼されたり、雑務を押し付けられたりすることもあります。
優しくてかわいい看護師さんにありがとって言われたら頑張れるかも…!
また、病院は衛生面で不安に感じる人も多いです。
感染症などに触れるリスクがオフィスビルなどに比べると圧倒的に高いからです。
いろいろな業務をこなすため、経験にはなりますが夜勤がある中でミスが許されないこと、衛生面が不安な人にはあまりオススメできません。
まとめ:ビル管理の仕事も職場選びを間違えるとしんどい
ビル管理の仕事と言えども、職場によってかなり業務内容にばらつきがあります。
経験を積みたい人には、商業施設やホテル、病院や工場などの激務職場でも良いかもしれません。
しかし、夜勤を行い体調を崩したり、激務で精神的にストレスを感じるのが嫌な人は職場選びを慎重にしましょう。
職場選びを失敗したくない人は転職エージェントを利用するのがオススメ。
無料ですので、まずはノーリスクで登録してください。
オススメの転職エージェントは リクルートエージェント とリクナビNEXTです。
この2社は大手なので、登録をして王道を歩くのが成功の近道ですよ。
そうは言っても転職エージェントはハードルが高いという方は、まずはリクナビNEXTのグッドポイント診断でご自身の適正を診断するのがGood!
適性を知ることで転職に有利になるよ!
さらにリクナビNEXTでは、無料で、転職エージェントと話すことなく転職ノウハウを手に入れることができますよ。
\無料で適性診断/
自分の強みを知ると転職に有利!
職場選びが成功のカギ!