【2024年度最新】上場している電気工事士の会社20社の平均年収ランキングを公開！穴場の会社は？

読者さんからの質問にお答えします。

令和4年賃金基本統計調査では電気工事士の平均年収は523万円です。しかし、電気工事の会社は、数人規模の会社から数百人の会社までさまざま。

2023年度のランキング1位だったきんでんは2024年度も1位をとることができるのかが注目です。

数人規模の会社の年収は少ない傾向がありますので、実際は500万円～600万円だと予想します。

【上場している電気工事会社】平均年収ランキング2024年度版

【年収ランキング】きんでん敗れる！1位は住友電設

上場している電気工事会社の平均年収をランキングにすると、こちらの表になります。

金融庁のEDINETから、有価証券報告書をみて調べました。

順位	会社名	平均年収	従業員数	平均年齢	（前年順位）
1．	住友電設株式会社	860万円	3,492人	44.2歳	↑（2位）
2.	株式会社きんでん	848万円	13,240人	41.7歳	↓（1位）
3.	株式会社関電工	817万円	7,769人	42.3歳	↑（5位）
4．	日本電設工業株式会社	810万円	4,744人	42.6歳	↑（9位）
5.	富士古河E&C株式会社	798万円	1,544人	44.4歳	↓（4位）
6．	太平電業株式会社	761万円	1,878人	42.6歳	↑（10位）
7.	エクシオグループ株式会社	745万円	17,056人	44.2歳	↓（3位）
8.	株式会社中電工	740万円	4,519人	39.9歳	↓（6位）
9．	株式会社ユアテック	712万円	5,809人	41.9歳	↑（12位）
10.	株式会社トーエネック	707万円	6,077人	41.7歳	↓（7位）
11．	株式会社九電工	700万円	10,572人	39歳	↑（13位）
12.	株式会社四電工	698万円	2,610人	40.6歳	↓（8位）
13.	株式会社ミライト・ワン	698万円	16,985人	43.8歳	↓（11位）
14.	株式会社弘電社	679万円	687人	45.4歳	→（14位）
15.	田辺工業株式会社	653万円	1,061人	40.9歳	→（15位）
16.	北海電気工事株式会社	611万円	1,806人	46.2歳	→（16位）
17．	株式会社サンテック	608万円	801人	43.2歳	↑（20位）
18．	JESCOホールディングス株式会社	601万円	743人	40.8歳	↑（19位）
19.	北陸電気工事株式会社	569万円	1,330人	40歳	↓（18位）
20.	株式会社ETSホールディングス	524万円	246人	37.5歳	↑（20位）

2024年度電気工事会社年収ランキングの感想

このランキングは3年ほど継続していますが、年々給料が上がっていることを実感します。

また、従業員の数も増えているので、建設業の規模が拡大していることがわかります。

令和4年分 民間給与実態統計調査によると、建設業の平均年収が523万円に対して、上場企業の年収は2位の住友電設が860万円。

その差は337万円。約1.64倍です。

必ずしも上場企業に転職できなくても大丈夫。

建設業は収益が階層構造になっているので、企業規模が大きい方が年収が高い傾向にあります。

転職を考えた際には、自分の勤める会社や応募先の会社が「どの位置にいるのか？」考えるのが◎

3,000社以上ある上場企業から、手作業で電気工事の会社を調査をしているので、ランキングに抜けがあったら申し訳ありません。
お気づきの方は、こっそり連絡をいただけると嬉しいです。

本当は教えたくない穴場の会社は？ゼネコンが実は狙い目

穴場の会社はゼネコン？その理由は？

ランキングは電気工事会社に限定してお伝えしました。

ということで、こちらの表をみてください！

株式会社大林組	1,066万円	16,986人	42.6歳
大成建設株式会社	1,024万円	16,285人	42.9歳
清水建設株式会社	982万円	20,515人	43.6歳

電気工事会社ランキング1位の住友電設（860万円）よりも、年収が多いです。

上記の表のようなゼネコンにも「設備担当」という電気工事や空調工事をまとめる役割が必要です。

実は、このゼネコンの設備担当がねらい目！

楽な仕事ではないものの、ランキング上位のきんでんや関電工、トーエネックといったサブコンよりもホワイトな働き方もできますよ。

こちらの『施工管理で転職した体験談｜電気工事の種類で仕事の内容が変わるって本当？』記事で、ゼネコン設備担当と僕が対談をした様子を書いています。

ご興味のある方は読んでくださいね。

ゼネコンとは？⇒大手の総合建設業者のことです。
完成工事高上位5社のことをスーパーゼネコンとも呼びます。
サブコンとは？⇒ゼネコンから、設備に関する工事を請け負う企業のことです。

【奨学金が実質無料になる会社】九電工にも注目

2024年8月2日にXでポストしたのですが、日本経済新聞によると若手をもとめて奨学金を肩代わりする企業が増えています。

【争奪戦激化】奨学金は払わない時代が到来？企業は人材の確保に必死。新入社員は最近ベースアップが顕著だけど、さらに肩代わりする企業が増えているという…スキルのないおじさんとの給料の差も無くなりそうです。 https://t.co/8UtiIjHU2E

— リベルタ@電気工事士デポ (@denki_depo) August 1, 2024

2024年度版のランキングでも11位につけている九電工も奨学金を肩代わりして人材不足をカバーしようと考えています。

このように、積極的に若手のためになる施策を打ち出せる会社は魅力的ですよね！

まとめ：電気工事士も稼げる

電気工事会社の平均年収と穴場の会社をお伝えしました。

無理に転職をする必要はありません。

まずは「転職する選択肢」をもって他の会社をみてみるのが◎

年収は高ければ良いかといえば、そうでもありません。

家族との時間や、自分の家から勤務先までの距離。自分のやりたい分野の業務につけるか……

そうはいってもなかなか踏み切れない……

そんな場合は、相談にのりますので、TwitterのDMかお問い合わせフォームから連絡してくださいね。

読者様からの質問には、こちらの『電気のノウハウ』でお答えしていますよ。