実録!ファシリティマネージャーで転職勝ち組?ホワイトな実態とサブコン施工管理との違い

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  • 施工管理はもう限界。ホワイトな職場で働きたい!
  • 施工管理の経験を生かしつつ異業種に転職することはできる?
  • 施工管理とホワイト企業の違いについて詳しく知りたい

施工管理職なら誰しも一度はホワイトに働いている環境を羨ましいと思ったことありますよね。

私はサブコンの施工管理から転職して、金融業のファシリティマネージャーという職種でホワイトに働いています。

本記事は、ファシリティマネージャーに転職してよかったことや仕事内容、サブコン施工管理の業務との違いについて解説します。

この記事を読めば、ファシリティマネージャーの仕事内容が理解でき、具体的な求人の探し方まで知ることができます。

ファシリティマネージャーは、発注者の立場で働けてライフワークバランスが整いやすい職種です。

詳しく解説していますので最後まで読んでみて下さい。

この記事は現役ファシリティマネージャーのライターが書いた記事です。

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目次

ホワイト企業に転職して地獄から天国への昇竜拳発動

まず始めに、施工管理からホワイト企業という天国と地獄を両方知っている立場から、転職して大きく変わったことを3つ紹介します。

ホワイト企業は施工管理と完全に別世界です。転職すると価値観が変わりますよ。

ライフワークバランスがよくなって自由な時間ができた

転職して一番よかったことは、ライフワークバランスがよくなり自由な時間ができたことです。

ライフワークバランスがよくなった理由は、受注者から発注者になり仕事内容が変わったからです。

施工管理時代は昼夜問わず働き、残業時間は100時間オーバーでしたが、現在は平均20〜30時間の労働環境になります。

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信じられないかもしれませんが、これが現実。

働いていていた時間は、家族や友人、趣味、自己啓発などに使うことができ、日々充実しています。

仕事内容が変わりライフワークバランスがよくなったので、自由な時間を確保できたことが転職して一番よかったことです。

転職して年収があがった

施工管理から転職して、年収が上がったのもよかった点です。

施工管理は年収が高いイメージがあるので、転職して年収が上がることは意外かもしれません。

もちろん企業によって条件は違いますが、僕の場合は時間給に換算すると基本給が上がり、ボーナスの割合が増えたので年収が上がりました。

施工管理時代は残業代の割合が高く、時給ベースだと近くのハンバーガー屋さんのバイトより安かったことは今でも覚えています。

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転職して年収が上がったのは、まじで嬉しい!

異業種の知識を学べて成長している

施工管理から異業種に転職して成長しているという実感があります。

成長を感じる根拠は、建設業以外の知識を日常業務を通して学んでいることです。

ファシリティマネジメント業務では、建築の知識以外にファシリティマネジメントに必要な不動産、会計知識が必要です。

また、金融機関で働く人間として最低限の金融知識は押さえていなければなりません。

施工管理と違う領域の仕事をすることで、異業種の知識が身に付き成長していることは転職してよかったことです。

ファシリティマネージャーとは?どうすればなれる?

次にファシリティマネージャーという職種について、仕事内容や1日のスケジュール感、必要な資格や経験について解説します。

実際、ファシリティマネージャーへの転職は、そこまでハードルは高くありませんので安心してください。

仕事内容と1日のスケジュール

ファシリティマネジメントの仕事内容は、大きく分けて下記のの2つの業務があります。

  • 『運営維持業務』
  • 『プロジェクト管理業務』

運営維持業務は、その名の通り建物を維持管理する業務で、ビル管理会社から不具合設備の修繕やクレームなどに対応する業務です。

プロジェクト管理は、レイアウト変更や修繕工事など工事全体をマネジメントする業務で、工事発注や品質管理などが主な業務になります。

スケジュールに関しては、日によって違いますが施工管理に比べて会議が多くなります。私の場合は、ざっくり1日の1/3は会議をしているスケジュールです。

8:00
出社or家(リモートワーク)
9:00
事務作業
12:00
お昼休憩
1300
mtg(維持管理)
14:00
mtg(プロジェクト)
15:00
mtg(社内)
16:00
事務作業
18:00
業務終了

どうすればなれる?資格や経験は?

施工管理からファシリティマネージャーになるために必要なことは、1級施工管理技士の取得です。

なぜなら、ファシリティマネージャーに必要なスキルと経験があると、分かりやすく証明できるからです。

リベルタ

ファシリティマネジメントに必要なスキルは、下記の2つのスキルが必要だよ。

  • 『幅広い建築知識』
  • 『業務全体をマネジメントするスキル』

国家資格である1級施工管理技士は、専門分野の知識と施工管理の実務経験の両方がないと取得できない資格なので、取得していれば、ファシリティマネージャーに必要なスキルを身に着けている人材だと判断することができます。

資格の種類は、建築・電気工事・管工事のいずれかの1級施工管理技士が望ましいです。実際、3業種のいずれかが応募要件になっている求人も多いです。

サブコン施工管理とファシリティマネージャーの3つの違い

次に具体的にサブコンの施工管理とファシリティマネージャーの違いについて説明します。

具体的には『立場』、『目的』、『働く場所』の3つの違いがあります。

立場の違い:受注者と施主

施工管理とファシリティマネージャーの決定的な違いは、受注者と施主(発注者)という立場の違いです。

受注者は発注者から工事を請け負い、請負金額の中で工事を行い成果物を引き渡すのが仕事になります。

一方、施主は金銭を支払い成果物を受け取る立場になります。

施主の場合は、誰から請負って業務をするのではなく自分の資金を使って成果物をお願いするのが施工管理と違う最大のポイントです。

施工管理とファシリティマネージャーでは立場が明確に違います。

目的の違い:収益と資産の最適化

また、施工管理とファシリティマネージャーでは、業務に対する目的が異なります。

施工管理は、各種工事を管理し収益をあげることが目的です。

工事を受注し、受注金額内で工程や作業の効率化などを図り自社に利益をもたらすことが施工管理の大きな役割になります。

一方、ファシリティマネジメントの目的は資産の最適化です。

経営資源の1つであるファシリティ(土地、建物etc)を最適化し、コストの圧縮やファシリティの有効活用を目的としています。

施工管理とファシリティマネージャーでは、業務に対する目的が異なります。

働く場所の違い:現場と本社

働く場所の違いもあります。

施工管理は現場事務所に勤務することが基本ですが、ファシリティマネージャーは本社機能のあるオフィスに勤務します。

ファシリティマネージャーは、工事現場で直接工事を管理する仕事ではないから現場にいる必要はありません。

ファシリティマネージャーの現場の関わり方は、ゼネコン・サブコンからの進捗報告や協議事項、工事の検収などがメインです。

施工管理とファシリティマネージャーでは働く場所も違います。

【体験談】建設業と金融業の文化の違い

建設業から金融業という異業種に転職して文化の違いに驚きました。

一番驚いたことは、人事異動の多さです。

金融業は不正防止の観点から、同じ支店で勤務するのはだいたい3年程度で、長くて5年もいると異動することが多いです。

特に支店長や部長など役職は頻繁に変わるため、仕事のやり方が都度変わるため苦労もあります。

毎月のように人事異動があることは、建設業とは違う文化だと感じました。

また、ご想像通りかもしれませんが、コンプライアンスや情報セキュリティについては、かなり厳しい業界です。

特に情報セキュリティは、金融機関の根幹となる部分なので、直接金融商品を取り扱いのない部署でも徹底しています。

個人携帯の利用や社内PCへのアクセスなど厳しい制限があることは、他業界にはない文化だと感じています。

電気工事、空調工事との関わり

ファシリティマネージャーは電気、空調工事と密接に関わり続けます。

なぜなら、発注者として工事を依頼することが多いからです。

リベルタ

発注者って、、、かっこいい!

運営維持業務の場合は、設備不具合対応や小修繕、長期修繕工事などがあります。また、プロジェクト業務はレイアウト変更工事やテナント工事、新築工事など様々です。

ビル管理会社やゼネコンへまとめて発注することも多いため、直接関わる機会は少ないかもしれません。ただ、見積内容の確認や打ち合わせなどで必ず絡むことがあります。

逆にいうと、電気や空調工事出身の方がファシリティマネージャーになると、自分の専門とする分野と接する機会が多いので強みになるメリットがあります。

ファシリティマネージャーでも電気、空調工事とは密接に関わり続けます。

ファシリティマネージャーの仕事の探し方

ファシリティマネージャーを探すポイントは、転職エージェントに希望条件を明確に伝えることです。

転職エージェントは、優良な非公開求人を多く保有していたり、面接の日程調整などを無料で提供してくれるサービスです。

デメリットがほとんどないので、転職を検討する際は必ず利用しましょう。

ただ、転職エージェントの担当者でも、ファシリティマネージャーと言われてピンと来ない場合もあります。

そのため、自分の希望条件をキーワードに落とし込み明確に伝えることは非常に重要です。

僕の場合は「発注者」「ワークライフバランス」というキーワードで求人を探してもらい今の会社を見つけ出しました。

求人を探すときは、自分の求めている条件をキーワードに落とし込んで転職エージェントに伝えることをおすすめします。

ファシリティマネージャーについてよくある質問

続いて、ファシリティマネージャーについてよくある質問について答えていきます。

もちろん企業によって違いはあるかと思いますので、あくまで一例であることご了承下さい。

休日出勤はありますか?

私の場合は、休日出勤は年に数回あります。

ただし、仕事が終わらないからではなく、プロジェクトの立ち合いなどでどうしても出勤しなければならない場合のみです。

ただ、代休は必ず取得できますし、休日出勤しない業務の方は休日出勤はないです。

いつも同じ職場ですか?飽きませんか?

勤務先となるオフィスは同じです。

私の職場は、リモートワークやフリーアドレスなど自由に働ける環境になっています。

打合や現場確認などで外出することも多く、飽きることはないです。

仕事中はスーツを着るんですか?

業種によると思いますが、基本スーツです。

私の場合、そもそも作業着を持っていません。

ただし、工場や倉庫のファシリティマネージャーは作業着を着用している場合もあります。

職場に女性はたくさんいますか?

業種によりますが、私の職場は金融機関なので女性の方が多いです。

比率だと60:40程度で、精算業務などの事務回りのメンバーが多いです。

どの業種も施工管理より多いのは間違いありません。

転職の秘訣を教えてください

転職を成功させる秘訣は、転職の軸を明確にすることです。

全て自分の条件通りの職場にはなかなか巡り合えません。そのため、転職で絶対に譲れない条件を決めておくと迷わずに済みます。

次の転職先で一番譲れない条件は何かを決めておくことが、成功の秘訣です。

まとめ

今回はファシリティマネージャーについて、仕事内容から施工管理との違い、転職のよさを解説しました。

リベルタ

ファシリティマネージャーは、施工管理と違い発注者の立場で働けるので、ライフワークバランスが整いやすい職種なんだね。

私は施工管理から転職することを決断し、人生が180度変わりました。

もし施工管理からホワイトな職場へ転職したいと考えているなら、自信を持ってファシリティマネージャーをオススメします。

施工管理を経験したからこそオススメできる職種なので、少しでも興味があるなら転職サイトやエージェントを利用して情報収集から始めてみて下さい。

みなさんの施工管理キャリアに少しでもお役に立てればうれしいです。

では、また。

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