近年は建設業界の現場でも女性が活躍する場面が増えてきていますが、その中でも特に女性が活躍する仕事は電気工事士です。
電気工事っておもしろそう
でも、興味はあるけど続けていけるか不安
と考えているけど、一歩が踏み出せていない未来の電工女子のみなさん。
電気工事士は、
女性が活躍できる可能性が非常に高いブルーオーシャンな市場なのです。
一歩を踏み出せていないのは他の女性も同じ。
ですから、一歩を踏み出せば、それだけで差別化できますよ。
女性の電気工事士の作業風景動画をすぐに見る方はこちらをどうぞ。
電気工事士っていくら稼げるか知りたくないですか?
実際僕は、年収1,000万円を稼いでいますが、具体的な方法をこちらの記事で紹介しています。
ご興味のある方はご覧ください。
女性は電気工事士に向いている人が多い
僕は現場で女性と働いてきましたが、丁寧に仕事をする人が多い印象です。
電気工事は一歩間違えば、漏電したりショート(短絡)する危険な仕事です。
ですから、遅くてもていねいに積み上げながら仕事をするタイプの方が非常に向いています。
ここからは過去の体験談を話すね。
僕が現場の説明をしているときに、
- 女性は自分の手帳にメモをとることが多い
- 男性は比較的すぐに手を動かそうとする
このような傾向がありました。
些細なことですが、同じことを二度言われないためにメモをとることは重要です。
もちろん個人差はあるので一概に女性は丁寧、男性はすぐに手を動かすとは言い切れませんが、思い当たる節がある方もいるのではないのでしょうか。
インテリア系の他の資格との相性が良い
電気工事には、住宅の照明を取り付ける仕事もあります。
工事の設計段階で、インテリアの勉強をしている女性の電気工事士に「こんな照明もおすすめですよ」といわれたらクライアントの安心感も増すのは間違いありません。
たとえば照明のプロとして照明士の資格を電気工事士と合わせて取得するのも良いですし、インテリアコーディネーター
照明の提案は男性に理詰めで説明されるよりも、資格をもった女性に説明された方が共感しやすくてセンスの良さを感じるんです。
男性の電気工事士にはない強みを女性は持つことができるのです。
仕事で差別化できるうえに資格の勉強をすることでご自身の生活も豊かになる。メリットしかありませんね。
男女の割合
男女の割合は、男性が94.3%、女性の割合は5.7%です。
5.7%という数字は、国土交通省が発表している2級電気工事施工管理技士(一次試験)の合格者の男女の割合になりますので、電気工事の割合とまったく同じではありません。
しかし、100人いたら女性の割合が5人というのは納得感のある数字です。
合格者が2,235人ですから、令和3年の女性施工管理技士(一次試験合格者)は127人になります。
国土交通省 令和3年7月6日 ~初の2級技士補が誕生!~
参考資料:令和3年度2級技術検定「第一次検定(前期)」合格者の発表
電工女子の仕事風景
実際に電気工事の仕事をしている女性はいるのかユーチューブで検索してみました。
こちらは3分52秒の短編動画ですので、ぜひご覧になってください。
動画は実際にボードを開口している作業風景になります。
すごく上手に開けていますので、女性も男性も関係なく仕事ができることがわかります。
クライアントがこの様子をみたら安心して仕事をまかせられますね。
実務経験なしから狙える!女性が活躍する建築関係の仕事と資格
女性が活躍している仕事と資格を紹介します。
実際僕が、20年以上の経験の中でお会いした多い順番にランキングにしています。
1位:CADオペレーター
圧倒的に人気があり、需要も豊富なのがCADオペレーターです。
建築関係の施工図や計画書を作成するためにCADで図面を書きますが、残業の上限もあり、大企業で人が足りていません。
そこで、CADを事務所にいるオペレーターさんに依頼するケースは近年増加しています。
建築関係の特徴として、
- ラフタークレーン
- バックホウ(ユンボ)
- 作業区画のためのカラーコーン
- 誘導員
このような図面を書きます。
一回図面を書いてしまえば、比較的コピー&ペーストと尺度の変更や回転で流用できるケースが多いですよ。
図面を書くのはね、
「どれだけストックを持っていて、図面の引き出しから早く持ってこれるか?」がポイントになんだよ。
2位:電気工事士・施工管理技士
電気工事士の仕事の中で、個人のお宅の配線工事をする電気工事士やビルでのLANの配線工事をする作業員で女性がいらっしゃいます。
力仕事ではなく、ちょっと気が使えるとお客様からの印象がガラッと変わります。
施工管理技士は下記の7つの種類があります。
- 建築施工管理技士
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 建設機械施工管理技士
僕が専門にしているのは電気工事と電気通信工事。
電気通信工事ではビルのネットワークを構築する仕事があるので、お客様のビル内でのきめ細やかな対応が必要になります。
特に最後の清掃や作業中にお客様のデスクにゴミや埃が落ちないようにシートで養生する気配りをすると喜ばれますよ。
3位:インテリアコーディネーター
近年は住宅を建てるときにインテリアにこだわるお客様が増えています。
インテリアコーディネーターは、そんなお客様のニーズを図面とカタログで提案していく仕事です。
僕自身感じていますが、
- 色のセンス
- 家の中での動線の作り方
これは女性に勝てません。
高齢化が進む中でリフォームの需要も増えてるんだ。
今住んでいるお家に業者さんを入れるのもお客様としては抵抗があるものですが、僕の聞いた話では、比較的女性の方が好まれていますよ。
まとめ:電工女子のパイオニアになれる
全日本電気工事業工業組合連合会では女性活躍を盛り上げる | 電気工事業界で活躍する女性たちと題して業界をあげて女性の活躍を盛り上げています。
- 電気工事は「女性でも活躍できる仕事」ではありません。
- 「女性だからこそ活躍できる」相性の良い仕事なのです。
女性が少ない現場に行くと孤独や不安になることもあるかもしれません。
ですが、まだまだ女性の技術者が少ない今だからこそチャレンジする価値が大きい仕事です。
高齢化が進む中でリフォ女性の電気工事士が少ない今が、パイオニアになれるチャンス!
一歩を踏み出して電気工事の業界を一緒に照らしていきましょう。
興味が湧いた方は、電気工事の受験資格の記事をご覧ください。
職場での女性の実態をもっと知りたい方は「転職サポート職ピタ」がおすすめ。
特に「喋ってばかりで仕事しない女の対処法と心理!」の記事は楽しく読めるのでぜひご覧ください。